November 17, 2007

『ボーン・アルティメイタム』は傑作だ

元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンのシリーズ第3作。『ボーン・アイデンティティー』はいまいちなんだけど、第2作『ボーン・スプレマシー』は、すばらしいできだった。その感想でも書いたけど、ポール・グリーングラスの力量なんだろうなと思う。最新作もこの監督なので期待度大だったが、期待は裏切られなかった。すごいの一言。何がすごいかと言えば、息も付かせないようなスピーディーな展開が雪崩のように起こっていくが、実に自然だ。血圧高いのに興奮してしまった。前作もそうだけど、カメラワークが臨場感を高めている。前作で気がついたので、ついついそこに目がいってしまったが、室内でマット・デイモンを写していても、細かくカメラを揺らせていて、まるで緊急生中継という感じなのだ。そして、今回のカーチェイスもまたいい。実はここで前回との共通点にいくつか気がついた。1) 普通の車が高級SUVに乗った敵の暗殺者とカーチェイスを繰り広げる、2) 最後は中央分離帯への激突で決着がつく。ただし、今回中央分離帯へ激突するのはジェイソン・ボーンの方なので、前作を見た人はひやっとするわけだ。

さて、マット・デイモンはシリーズの続編への意欲があると報じられていた。ニッキーとの関係がほのめかされただけだったし、最後はニッキーのシーンで終わるので、第4作への橋渡しはできるんじゃないかな。そのときは、またこの監督でやってほしい。




"ジェイソン・ボーン スペシャル・アクションBOX" (ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン)

SONYの“mylo(マイロ)”が手に入ったけど

無線LANプロバイダーのモニターでパーソナルコミュニケーター“mylo(マイロ)”が当たった。なんとなくPSPに似てるようでもあるデザインのユニークさと、無線LANを使ったSkypeのアプリケーションを内蔵している、Google Talkのアプリケーションを内蔵している、そしてWEBを表示できるという機能構成で興味を持っていたので、試す機会ができたのはうれしい。
しかし、ものの1時間も使ったら飽きてしまった。がっかりしてしまった。キーボードを備えても携帯性に有利な大きさはいいのだけど、WEBのページを表示するには小さい液晶だ。
一番期待していたGTalkの動作がどうもおかしい。GTalkの私の使い方は、TwitterやJaikuでブログすることなんだけど、入力したメッセージがJaikuに届いてない。おまけにTwitterにいたってはバディリストに表示されて無いじゃないか。何か私の操作が悪いのかな。
AppleのiPhoneが携帯するコンピュータとして様々なことを可能にしているけど、myloはSkype電話や音楽プレーヤーの域を出ていない。ちょっと使えないハードウェアであった。

mylo



November 08, 2007

『宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号』(チャー ルズ・サイフェ)

著者がサイエンス・ライターなので難解な式など無しで一般の人間でも分かりやすいように、かつ興味を持たせるように書いているので読みやすい。宇宙や量子論、ひも理論あるいは平行宇宙等の関係する最近の研究テーマについて一通り触れられているので、この種の本が初めての人に適しているかと思う。

さて、この本を読み終わって宇宙の存在理由がなんとなく自分の中でまとまりはじめた。量子の世界では“重ね合わせ”という現象があり、事実はそれを観測することによって固定される。原因と結果という因果関係は確率によって決まる世界なのだ。原因と結果は結びついてない。我々が使う、普段使う「偶然」は冷静に考えれば全て起こるべくして起こっているはずなのだが、量子論を組み入れれば、まさに偶然が起こりえることになる。もし、このようなことが無かったとしたら、宇宙は同じ初期状態からは同じ結末を迎えてしまうので、宇宙の創造主にとってみれば実につまらないことであろう。偶然の連鎖が予想だにもしない展開と結末へ向かっている方が興味をそそられるはずだ。なんだか、もしかしたらそういうことなんじゃないかと思ってきた。




"宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号" (チャールズ・サイフェ)

November 06, 2007

「きれいな会議資料は不要」(ジャスパー・チャン)

日経新聞の月曜日の紙面に「仕事術」というコーナーがある。著名な会社のトップがコーナー名の通り仕事の進め方や仕事を上手く進めるために実戦していることを紹介するコーナーだ。
今週はアマゾン・ジャパン社長のジャスパー・チャン氏が登場した。
「最近は会議にパワーポイントの資料を使う例が増えているようですが、うちでは使いません。」
大賛成だ。社内の会議のための資料に力を入れすぎるのは次のような理由で好ましくないと思う。

  • 同じ仕事をしている間柄なら、肝心なポイントだけ説明すれば理解できるはず
  • 資料の作成には労力がかかるので、文章で理解できる相手には無駄
  • 奇麗な資料だと、その見た目のできばえに気を取られて、問題点を見逃してしまう

    驚くようなパワーポイント使いがいる。本当に感心してしまうのだけど、そこまでしないと関係者を説得できないというのは問題であろう。
  • November 01, 2007

    悪くはないイーグルスの新しいアルバム『ロング・ロード・アウト・オブ・エ デ ン』

    昨日、イーグルスの新しいCDが発売された。タイトルは、『ロング・ロード・アウト・オブ・エデン』(Long Road Out of Eden)だ。前のCDからはDVDは出ていて、それも10年近くも前の収録なんだけど、ドン・ヘンリーが一生懸命に歌ってたので、もう無理だろうなあと思ったのだが、視聴してみるとがんばってた。まあスタジオ録音だから何回も取り直しできるよね、なんてえ悪口を思いついても興味をそそられた。ちょっと悩んだ末、買って聴いてみると、これがなかなかよろしい。後世に残るような名曲はみあたらないがイーグルスの曲であるのは確かだ。ということでオススメです。メンバーはみんな還暦を迎えている。老後の資金援助に協力しようではないか。


    ところで、最初iTunesで購入しようかと思って面白いことに気がついた。アメリカのiTunesミュージック・ストアでは購入できないのである。日本のiTMSでは購入できるのに。なぜそうなのかというと、アメリカではウォルマートがダウンロード販売を独占しているからのようだ。





    "ロング・ロード・アウト・オブ・エデン" (イーグルス)