December 27, 2008

グラミー賞候補のポップ2曲に注目

2009年2月8日に受賞者が発表されるグラミー賞のノミネートがちょっと前に公開されている。Codplayの『Viva La Vida』が数部門で候補になっているのはiTunesのCMのおかげでもあろうし、曲やアルバムも悪くないので順当であろう。
そんなところで私が好きな2曲がしっかり入っていたのでうれしくなったのでご紹介。
1曲目は、Best Male Pop Vocal Performanceのノミネートに入った、ジェームズ・テーラーの『Wichita Lineman』だ。ここのところお気に入りの歌手である彼が、ジミー・ウェブの名曲をカバーしているので、この曲が入ったアルバム『Covers』をこの曲を聞きたいがために買おうか買うまいかずっと迷っているのだ。そんな60年代を代表する歌手と作曲家の組み合わせなのでアメリカでも注目されないわけが無いのかもしれない。
2曲目は、Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocalsのノミネートに入った、イーグルスの『Waiting In The Weeds』。1年ほど前に発売された久々のエーグルスのアルバム『Long Road Out Of Eden』の中の1曲だ。この2枚組CDの中で一番いい曲がこれだと思っていた。理由は、説明しにくいけどイーグルらしさ、それからドン・ヘンリーが高音域をがんばって歌い所、ドン・ヘンリーのシャウト、インディアンの曲のようなビート、哀愁かな。




"Covers" (James Taylor)






"Long Road Out of Eden" (The Eagles)

December 13, 2008

『マーブル・アーチの風』(コニー・ウィリス)

コニー・ウィリスの中編短編集。コニー・ウィリスは『ドゥームズデイ・ブック』『犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』というオックスフォード大学史学部のタイムトラベルものが最も有名なんだけど、ハードじゃないSFは女性作家らしくてとてもいい。アメリカでは評価が高いようだ。
『マーブル・アーチの風』は中編短編の一編なんだけど、私としてはいまいちだった。
一番面白かったのは、人気があったのにハリウッド女優を辞めてしまった美貌のキルディと、その仕事のボスであるロブといういかがわしい超能力者のトリックや汚いビジネスを明らかにす雑誌を発行する暴露家業の前にあらわれたチャネラーとの対決の話である『インサイダー疑惑』だ。やらせだと思っていたそのチャネラーが実は…。キルディがパートナーになったのは実は…。ネタが面白いし、二人のコンビもいいので続編を期待したい。
その他にも、周りの人々が優しくなって、帽子をみんなかぶってたりしてなんかおかしいので宇宙人に乗っ取られたんだと信じ込んで奔走するSFコメディの『ニュースレター』や、未来でクリスマスを演出する家業を営む企業の担当者のラブストーリー?である『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』もおすすめだ。
『ドゥームズデイ・ブック』のシリーズ続編も執筆中らしいコニー・ウィリスには大注目。




"マーブル・アーチの風(プラチナ・ファンタジイ) (プラチナ・ファンタジィ)" (コニー・ウィリス)

December 03, 2008

映画『卒業』の続編小説

日本で1968年に公開された映画『卒業』は、そのあまりにも印象的なラストシーンが有名だろう。迷える青年を演じたダスティン・ホフマンは、この映画でスターになって行ったように思う。サイモン&ガーファンクルの『ミセス・ロビンソン』は、この映画を象徴する名曲だけど、そのミセス・ロビンソンを演じたアン・バンクロフトは妖艶に美しく、その娘であるキャサリン・ロスもまた美しかった。
ベンジャミンとエレインは手を取り合ってバスに乗り込み、最後部に座り、笑顔で映画は終わる。でもその笑顔が将来を何か暗示しているかのようでもあって気になっていた。映画は好きだし、最後の結末に対して二人に拍手を送りたいが、結婚生活はうまくいかないだろうなあと想像していた。
たぶん映画を見た多くの人が彼らの将来を知りたがっていたはずだが、この小説『「卒業」Part2』(チャールズ・ウェッブ)が長年の疑問に応えてくれる。あの映画から11年。二人は結婚して東海岸に移り住んでいる。男の子二人の両親であるが、子供たちは学校に通わせず自宅で教育している。原題は『HOME SCHOOL』。読み終えてみるとこの原題の方が小説のタイトルとしてぴったりだということが分かる。子供を正規の学校に通わせようとさせる教育委員会との争いから話は展開して行くが、映画のラストシーンでとんでもないことをしでかしたベンジャミンなので、今回もとんでも無い作戦がさらに波紋を広げて行くのである。
読み終えて、この小説は面白いと思った。映画の続編になるようなストーリーではないけど、どこにでもいそうだけどちょっと風変わりな登場人物たち(ミセス・ロビンソンも)が織りなす会話、話のやり取りがとても面白い。




"「卒業」Part2" (チャールズ・ウェッブ)

December 01, 2008

『探索者』(ジャック・マクデヴィッド)

今から1万年くらい後の人類が銀河系の各所に広がって行っている世界で、骨董品を見つけてきてオークションで売り払うビジネスをしている社長の男と、その片腕の女性が主人公であるSF小説だ。このコンビはまるでシャーロック・ホームズとワトソンのように、事実を調べ推理して探索して行く。舞台設定ははるか未来だけれど、ストーリー展開はオーソドックスかと思う。オーソドックスだから物語にすんなりと引き込まれて行き一気に読んでしまった。シリーズ3作目のようなので、他の2作品も気になる。おすすめ。




"探索者 (海外SFノヴェルズ)" (ジャック・マクデヴィッド)

BMW 2009年モデルの1シリーズ、3シリーズから新しくなったiDriveの音楽機能

評判が芳しくなかったBMWの純正ナビiDriveが2009年モデルの1シリーズと、3シリーズから刷新された。(BMWプレスリリース)新しくなったばかりなので、ディーラーも詳細を把握していないようだし、ネットを調べても、少なくとも日本語での情報はあまりない。
特に「この新型ナビゲーション・システムはミュージック・サーバーの機能もあわせもっており、CDチェンジャーの容量をはるかに超え、ハードディスクに音楽CD約220枚分を保存することができます。」というミュージック・サーバー機能というのは期待大だった。ここで気になっていたのは、iTunesに慣れ親しんでいる身として読み込ませたCDのタイトルや曲名が自動で表示されないかということだ。でもiDriveはインターネットにつながっているわけではないので、CDの情報とCDのデータベースの照合はできないはずなのであきらめていた。
とこがやってみると表示してくれるのでびっくり。英語で情報を調べてみると、GRACENOTEというデータベースが入っていることが分かった。加えて同じ情報源によれば、データベースの更新もディーラーでやってもらえそう(The Gracenote database can also be updated during a workshop visit.)なので、ますますうれしい。ちなみに、2009年モデルの早い段階の出荷分と思われるものには、2008年6月に発売された『Viva la Vida』(Coldplay)はデータベースに入っていなかった。

November 01, 2008

映画『きさらぎ無双剣』

録画していた『きさらぎ無双剣』という45年くらい前の映画を見たが、とても面白い。市川右太衛門主演。脇役には、松方弘樹、高田浩吉、近衛十四郎、里見浩太朗、若山富三郎などのそうそうたる顔ぶれだ。ストーリーは単純だけど、チャンバラが面白いし。びっくりしたのは、松方弘樹と里見浩太朗だ。若くてかっこいい。まるでジャニーズ事務所のタレントのようだ。いやはやびっくりというか、ジャニーズの無い時代にも同じような位置づけのタレントというのはいたんだなあと納得。

特許申請したのになあ

「空メールの電話版、NTTメディアクロスが「空電」試験運用」というニュースが流れていたが、“電話をかけたらその電話番号にひもづいたメールアドレスにURLを含んだメールが届く”というこの仕組みは私がYahoo!にいたときに特許申請したものとほとんど同じだ。会社からの申請なので私には権利はないし、ヤフーさんは審査請求までしてくれなかったので、まあ無いのと同じだろうけど、なんかくやしいなあ。

October 28, 2008

久々にmixiにログインしたが…

久々にmixiにログインするとメッセージが届いてた。よく見ると半年くらいログインしてなかったことが届いてたメッセージから分かる。久々にログインしてみると、広告の多さに辟易してしまった。醜い。
最近アメリカのSNSばかり注目していた。筆頭はFacebook。Friendfeed、Yahoo! oneConnect、Yammer、Limbo。このあたりが気になるところ。mixiはリアルの友達関係をマッピングしてくれてて、メールアドレスを忘れた人とのコミュニケーション再会にも役立つところは評価できる。しかし、クローズトなのは(そう思ってるのは自分だけかな)いただけない。FriendfeedやoneConnectのようなシンジケーションの機能を強化してくれるともっといけてるのになあと思う。そもそもSNSのユーザに対する訴求ポイントはRSSのパーソナライズ(これをシンジケーションといっていいのかな)にあると思ってたので、出会い系のようにも見えてしまうmixiなんかは早くコンテンツ・シンジケートの方向に行くべきだと思うのだ。

October 11, 2008

今晩の料理


今晩の料理
Originally uploaded by ninomiya
2008年10月11日の夕食ではこんな料理をしました。
右下は、豚こまとタマネギとピーマンの野菜炒め。味付けは焼き肉のたれ。
右上は、大好物である切り干し大根とがんもの煮物。
左上は、水菜とパプリカとタコのサラダ。味付けはレモンドレッシング。

日曜大工でシューズラックを製作


シューズラック
Originally uploaded by ninomiya
足の踏み場も無いような玄関をどうにかしなかならないので、シューズラックを作ることにした。設計図をネットで探してもこれはというのが見つからないので、自らデザインして図面も作りました。
幅と高さがそれぞれ90センチで4段。奥行きが25センチ。20足近く収納できそうだ。材料代はニスも含めて3千円ほど。
今日は組み立て完了。明日はニスを塗って完成の予定。

September 29, 2008

『見えない宇宙 理論天文学の楽しみ』(ダン・フーパー)でダークマターとダー クエネルギーを知ろう

タイトルにダークマターとダークエネルギーのことを知ろうと書いたけど、まだ世の中に知っている人はいない。宇宙の質量とエネルギーのおよそ95%は目に見えない物質とエネルギーだというのに我々人類は解明していないのだ。そのダークマターとダークエネルギーに関して一冊書かれていると言ってもいい専門書なので、宇宙論についてはさておき、各種関連する知識をえたい人にはうってつけの本であろう。例えば、あの有名なE=mc2という方程式が質量のことをあらためて教えてくれるところ等は目から鱗だった。つい最近完成した(でも壊れた)大型ハドロン衝突型加速器(LHC)との関係についても解説してくれる。この作者は“ひも理論”支持者ではないようなので、むしろ他の観点での推測もしてくれるのはいいかもしれない。
ダークマターとダークエネルギーが解明されるとき、たぶんこの宇宙とはどうなっているのか驚くようなことを明らかにしてくれると私は信じている。そして、研究は進みあと10年あるいは20年でその時が訪れるのではないかと思う。




"見えない宇宙 理論天文学の楽しみ" (ダン・フーパー)

September 27, 2008

『ワン・マン・バンド(DVD付)』(ジェイムス・テイラー)はコンサートのライブ 映像が必見

ジェイムス・テイラー(James Taylor)の歌う『You've got a friend』(邦題は『きみの友達』)が大好きだ。作者であるキャロル・キングの歌もいいんだけど、ジェイムズ・テイラーのなんともいえない甘い声がいい。その歌を歌ってる姿とともに確かめたいがためにこのCD+DVDを購入。すばらしいコンサートだった。地元にあるクラシカルなホールであるコロニアルシアターにあうように彼とピアノだけというまさに“ワンマンバンド”のコンサートなんだけど、実にいい。ほとんどの曲の前には彼のしゃべりが入るんだけど、その曲にまつわるエピソードなどが写真等とともに語られる。フレンドリーな彼の声から想像するとおり、コメディアンばりにジョークを連発。父や母までもねたにして観客を楽しませてくれる。こういう雰囲気はCDだけでは全く伝わらない。さらに、ドラムやパーカッションの演奏をしているのは誰(何?)かなんて映像見なきゃ分からない。実にいい。




"ワン・マン・バンド(DVD付)" (ジェイムス・テイラー)


September 02, 2008

『イマジン』(清水 義範)

笑わせてくれるのでかつて良く読んだ清水義範の作品だし、好きなタイムトラベルものなので、厚い本だったが買って読んでみた。とても面白いので、一気に読み終えてしまった。タイムトラベルという趣向をうまく使って壊れかけた父と息子の関係が修復される様を描いてる。父である自分と、難しい年頃になった自分の息子とを思い浮かべながら読んでしまったので余計に入り込んでしまった。主人公の父親は私よりほんの少し年上の設定なので、主人公がタイムトラベルする先である父親の新入社員時代という時代も同じように過ごしたので、とても懐かしい感じがする。
主人公である息子が父親に言った言葉がとてもいい。「優秀な子じゃなくてもさ、その子が自分の子供だってことだけで、いちばん大事だと思うのが親なんだと思う。」




"イマジン" (清水 義範)

August 30, 2008

BMW 135iに決めた!


BMW 135 Coupe
Originally uploaded by brianlau
もうすぐ7年になるフォルクスワーゲンのパサート・ワゴンは気に入ってるんだけど、やっぱもう7年になるし、ワゴン以外に乗りたい気分だし、おまけにディーラーの担当営業=店長が変わったらいきなりひどい対応になっていてうんざりしたので、違う車を物色してたんだけど、決めましたBMWの135i。ワゴンからいきなりクーペなので家族の抵抗もあったが、意外と後部座席は使える広さなので許容範囲です。パサートの太いトルクが好きなんだけど、この135iも低速域からトルクがあるようだし、なんといっても300馬力です。4WDじゃないところがちょっと気がかりだけど、まあいいかと。色は、参照させてもらったこの写真のレッド。しかし納車は12月くらいになりそう。発注から5ヶ月です。

『砂漠の惑星』(スタニスワフ・レム)

スタニスワフ・レムの作品なので、いろいろ考えさせられるのを期待するが、それほど難解ではないと思う。
生物である人間と無生物あるいは機械生命のようなものとの戦いは、生命とは何かを問いかけているのだろう。あわせて人間の無力さや無謀さかな。正直ちょっと期待はずれのところはあった。

ところで、ここに出てくる昆虫のような機械生命は、まるでマイクル・クライトンの『プレイ―獲物〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)』に出てくるナノテクノロジーが生んだ機械とそっくりだ。絶対にアイデアはいただいてるんじゃないかな。あわせて読むと面白いと思う。




"砂漠の惑星" (スタニスワフ レム)


August 25, 2008

ラブコメディ映画『ラブソングができるまで』(Music and Lyrics)

ヒュー・グラント(アレックス)演じる80年代のポップスターと、その家をたまたま植木の手入れで訪れたドリュー・バリモア(ソフィー)が一緒に歌を作詞作曲する過程を通して、愛し合って行くというラブコメディだ。すっかり自信と誇りを無くしてしまったアレックスと、いつまでたっても子供っぽい行動をとってしまうソフィーが、そのお互いの欠点を直し合い、そしてアレックスは作曲で、ソフィーは作詞で協力し合ってヒット曲を生み出す。
その曲は『Way Back into Love』(『愛に戻る道』)というこの映画のオリジナルなんだけど、これがなかなかいい感じだ。臭いと言えば臭い曲なんだけど、ヒットチャートで1位をとった国もあるようなのでいい曲なんだろうなあ。曲を依頼したスーパースターに聞いてもらうために映画の中で二人だけで録音するシーンがあるが、その“デモ版”つまりドリュー・バリモアとヒュー・グラントのデュエットがサントラ版に入っている。




"ラブソングができるまで 特別版" (マーク・ローレンス)

August 14, 2008

松本市を散策

思い立ち松本市を訪れた。20年ぶりくらいだろうか。
タウンスニーカーという市内周遊バスを使い、まずはギャラリーが集まった通りを歩き、手書きの絵が美しい皿を一枚購入。市の美術館を訪れ、「ポップ・アート 1960's→2000's展」というのを観覧。アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、キース・へリング、バスキスなどの作を鑑賞するが微妙だな。本当にいいと感じるのは少ない。後世まで残る作家は少ないんじゃないのかな。
松本市美術館の中にあるレストラン「ブストロ サンチーム」でランチ。美味しかった。美術館に入館しなくても利用できる店なので、結構穴場なんじゃないだろうか。雰囲気も良い。
疲れたので、ここまで。城は車の中からの眺めだけでした。
松本市は美術館やギャラリーの立ち並ぶ通りの印象からだけど、文化の町という感じでとてもいい雰囲気でした。

August 08, 2008

『VIVA LA VIDA』(COLDPLAY)は、70年代の香り

Apple iTunesのCMで使われている。
CDを通して聞いてみると、どこか70年代の香りがする。ビートルズ? ポール・マッカートニー? だからコールドプレイは受け入れられてるのかな。なかなかいいアルバムです。




"美しき生命 【初回限定盤】" (コールドプレイ)


July 24, 2008

竹島(独島)問題の解決策は無いものだろうか

竹島(韓国での独島)を巡る日韓両国のやりとりは感情的、意地の張り合いになっており、両国と両国民が納得できるような解決の出口は全く見えない状況だ。韓国では、日本の国鳥であるキジ数羽が日本大使館の前で撲殺され内蔵を食べるような蛮行も行われている。逆に日本の韓国大使館で右翼が抗議行動も行っているようだ。ちなみに、このようなネガティブな行動は両国のメディアも詳しく伝えない。韓国では新大統領の試金石にもなっているようなので、日本よりもそう言う面でも大きな問題になっているようだ。

さて、数人の韓国人を知人に持つ身としては、「隣の国なんだから仲良くやろうよ」と、思うわけで、いっそ大胆な解決方法でも探ってみるしかないんじゃないだろうか。くしくも両国の政治家が同じように爆破して無くしてしまおうなんて発言もしてるけど、島を両国で二つに分けてしまうとか、国連に寄付しちゃうとか、いかがでしょうね。

July 13, 2008

ラベンダー・ピノッキオ(Lavender Pinocchio)


Lavender Pinocchio
Originally uploaded by ninomiya
なんだか花以外の部分が緑色になってしまってるが、花の色はこんな感じで、サーモンピンクと紫を加えたような不思議な色のバラだ。そういう色が好きなので、茨城フラワーパークで購入したもの。まわりのバラがうどん粉病になっているのに我知らずなので育てやすいのかな。

July 05, 2008

『This Kind of Love』(カーリー・サイモン)は、ちょっと期待はずれ

『ノーシークレッツ』という名曲で大好きなカーリー・サイモンが、やはり大好きなジミー・ウェブ(Jimmy Webb)がプロデュースとアレンジで入っているというので大注目で購入した『This Kind of Love』なんだけど、ちょっとひどかった。ジミー・ウェブの曲を彼女が歌いこなせてないというのが私の感想だ。アート・ガーファンクルとジミー・ウェブのコンビのようなのを期待したんだけどな。




"This Kind of Love" (Carly Simon)

June 19, 2008

ロキシー・ミュージックの“マニア”は、これを買うべし

ロキシー・ミュージックはブライアン・フェリーをボーカル/リーダーとするグループで、その記録を映像で2枚のDVDにおさめているのがこの『ヴィジュアル・ヒストリー 1972-1982』だ。すぐに脱退してしまったブライアン・イーノも数曲で見ることができる。テレビのためのスタジオ収録のいくつかではどうも口パクもあるようだが、まあいいじゃないか。実にかっこいいのだ。
2枚目のDVDの期間はダンスミュージックぽいので聞きやすい、なじみやすいのだが、自分としては1枚目のDVDの期間の方が好きだ。
噂によると、新しいアルバムの収録もしているようで、このDVDがそのアルバムへの布石として出されたという話もある。新しいアルバムが待ち遠しい。




"ヴィジュアル・ヒストリー 1972-1982" (ロキシー・ミュージック)

June 14, 2008

Souvenir de la Malmaison(スヴェニール・ドゥ・ラ・マルメゾン)


Souvenir de la Malmaison
Originally uploaded by ninomiya
とても淡いピンク色の花を咲かせたスヴェニール・ドゥ・ラ・マルメゾン。検索して調べても、うどんこ病に弱いことが分かる通り、もう全身うどんこ病なんだけど咲いてくれた。香りはそんなに強くない。

June 06, 2008

『ベスト・ヒッツ・ライヴ~ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム』 (キャロル・キング)

キャロル・キングの2005年のコンサートを収録したDVD"ベスト・ヒッツ・ライヴ~ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム"は、とてもいい感じだ。ステージ上にまさにリビングルームをセットし、キャロル・キングがそこでリラックスしてピアノを演奏し歌を歌う。観客はそのリビングルームに同席しているように時には一緒に歌う。なんとサビを自分は歌わずに観客に歌わせるようなこともやる。ステージに上がるのは、キャロル・キング他は二人。ピアノ一台とギター2本だけというアコースティックなのがまたいい。ピアノが引き立ってるし、とても身近に感じる。
このコンサートツアーからCDも出ているが、映像だから雰囲気がとてもよく分かる。2005年当時、自分から言っているが63才のキャロル・キングだけど、はつらつとした姿と、力強いボーカルというかシャウトが彼女らしい。せいぜい3人で歌うだけなので5.1chの必要性は無いのかもしれないけど、後ろのスピーカーからは観客が歌う声も聞こえてきて自分がコンサート会場にいるかのような臨場感を感じさせてくれる。残念なのは映像がいまいち。エンコードが悪いのか圧縮率が高いのか荒れている。

May 31, 2008

新橋でGoogle Street View Carを目撃

日本でもstreet viewをGoogleが撮影してるとは思いませんでした。びっくりです。もしかして私は撮影されてしまったのでしょうか。
クルマはプリウス。Googleらしいかもしれないですね。

Google car in JAPAN



大きな地図で見る

May 25, 2008

超おすすめ、『アズ・アイ・アム』(アリシア・キーズ)

マドンナの『ハードキャンディー』と一緒に購入したんだけど、それよりも『As I Am』はるかに上を行ってると思う。恥ずかしながらアリシア・キーズ(Alicia Keys)を知ったのはごく最近できっかけは『No One』という曲だ。それもビデオ。この曲はすごいと直感したが、それも当然かもしれない。2007年のグラミー賞をR&B女性ボーカル部門で受賞していた。パワフルなボーカルは魅力的だし、ピアノやパーカッションでのアレンジがこれまたいい。このシンングルもアルバムも全米1位を獲得しているそうだ。これまでR&Bには興味が無かったんだけど、このアリシア・キーズの曲はポップ、ジャズやクラシックの雰囲気を持っているので幅広いファンを持ってるんじゃないだろうか。夜、ウィスキーを飲みながら、大音量で聞けば最高。




"アズ・アイ・アム" (アリシア・キーズ)

May 20, 2008

『HARD CANDY』(マドンナ)

大ヒットした前作「コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア」から2年ぶりのアルバムだ。キムタク主演のドラマ主題歌に使われているせいかオリコンで1位を獲得した。はずれの曲は無い。どれもメロディアスで中年のおじさんでも受け入れられる分かりやすい曲ばかりだ。逆に言えば前作の「ハングアップ」のような特色のある曲が無いような気もする。でもいいと思う。
できが良くないなあと思うのはジャケットだ。特にタイトルのデザインは安っぽいなあ。




"ハード・キャンディー" (マドンナ, ジャスティン・ティンバーレイク, カニエ・ウェスト, ティンバランド)

May 12, 2008

ダークレディ(DARK LADY)が咲いた


DARK LADY
Originally uploaded by ninomiya
今年購入した苗の赤いバラがきれいに咲いた。David Austinのバラでダークレディ(DARK LADY)。大輪で香りもほどよい。丈夫そうだ。

『幕末不戦派軍記』 (野口 武彦)

幕末の内戦状態を、“武具奉行同心”という役職であった4人の侍を傍観者として、各種歴史資料を活用して物語のように紹介してくれるとても面白い本だ。学校の授業ではさらっと通り過ぎでしまい、どんなことが起こったのか全く理解していなかったことがよく分かった。特に、使用された鉄砲や大砲については細かく書かれているが、官軍が勝った背景には最新の銃を装備していたということが大きく影響しているようだ。フィクションになってしまった歴史小説は嫌いだけど、資料で伝えられている史実を分かりやすくしたてているのは見事だ。




"幕末不戦派軍記" (野口 武彦)

April 24, 2008

コミュニティ系webシステムのスケーリング

「Twitterにおける素人の前座は終わり?」(TechCrunch Japanese)という記事はTwitterのエンジニアが責任を取って、あるいは取らされて辞めたことを紹介している。人気が出ればアクセスが増えてシステムへの負荷が高まり最悪の場合には、それ以上アクセスできないような状態にもある。Twitterも人気の影で頻繁な障害が発生していたが、それを解消していくべきタスクを担っていた人物のようだ。アクセスが爆発するのはコミュニティ系のサービスならではで、サーバの分け方やデータベースの分け方あるいはプログラムのコードを修正していくことで負荷を下げる工夫を続けていかなければならない。この記事では“スケーリング”という言葉が使われているけど、同じようなことを指していると思われる。経験を積んでいけばしてはいけないことやすべきことが分かっているので、システム開発の初期段階から盛り込んでおける。最初に間違ったことをやっていると後でスケーリングできないことになりかねないからとても重要なことだ。
書き込みのデータベースと読み込み用のデータベースを分ける。ユーザなどでデータベースを分割できるようにしておく。ダイナミックにページを生成するようなことはなるべく避ける。イメージ用のサーバを分ける。などなど。

April 14, 2008

Yahoo! USがどこかとくっついたらYahoo! JAPANはどうなるか推測してみよう

Microsoftから買収の提案を受けているYahoo! US (以下、Y! US)は、ここにきて理解しがたい行動(Googleの検索連動型広告をテスト)に出るとともにわけの分からない噂(AOLとの合併)も流れている。このあたりはTechCrunchの記事『ヤフーは焦土作戦に向かう気か』が参考になる。私も同じような見方をしている。
さて、Y! USが単独では存在しなくなったときにYahoo! JAPAN (以下、Y! J)はどうなるか気になるところだろう。そこで、何が起こるか推測してみる。

  • Y! Jの屋台骨はオークションとバナー広告。いずれもY! Jで独自にできるので影響は少ないだろう。
  • オーバチュアは消えてなくなり、Y! Jは検索連動型広告をどこかから買ってきてオリジナルのものとして作り上げていく。
  • Yahoo!というブランドが消えてしまうというのは考えにくい。今よりも高いロイヤルティーを支払ってY! Jはそのまま。
  • でも、Yahoo!のロゴが日本人の好みではないので、全く新しいデザインになる。
  • 幸いY! USとY! JのIDは表面上別の管理がされているので、IDに影響はないがID管理システムの大規模改修が必要になる。
  • コミュニケーション系のサービス(メール、メッセンジャー)の開発はY! USに依存しているはずなので、Y! Jは独自の開発で生き延びなければならない。もうからないサービスに開発費を投下するか疑問なので、メッセンジャーはJabberのプラットフォームに切り替えるなんてえこともあるんじゃないだろうか。
  • これまで基盤とするシステムの開発はY! USに頼っていたが、それができなくなり、自前での開発が増える。それはY! Jを高コストに向かわせることになる。


推測というか、根拠の希薄なのもあるので想像かな。悪しからず。

April 12, 2008

『Last Night』(Moby)

映画『ボーンアイデンティティー』シリーズを見た人なら、エンディングで使われたテーマ曲『Extreme Ways』を知っているはずだ。とてもかっこいい曲なんだけど、その曲はMobyというアーティストのもの。Mobyの新しいアルバムが出ていたので試聴してみるとなかなかいいので購入。ダンスミュージックのジャンルに分類されているとおり、のりのいい曲ばかりで、かつかっこいい。おすすめ。




"ラスト・ナイト" (モービー)

March 31, 2008

『大鴉の啼く冬』(アン・クリーヴス)

イギリスの北にあるシェトランド諸島を舞台にしたミステリー小説だ。
人口が2万人たらずのようなので住民はみんな顔見知りというような小さなコミュニティで、自然の美しさの影にある人間関係の絡み合いが書き込まれていて引き込まれてしまう。後書きを見て納得なんだけど、スモールタウンの濃密な人間関係の中で起こる犯罪というのはミステリー小説の定番なんだそうだ。犯罪と謎解きにトリックがあるわけではない。読み進むに従って登場人物を理解して、その上で誰が犯人なのかを自分なりに考えていくのが面白いのだろう。そういうジャンルとしておすすめできる。




"大鴉の啼く冬 (創元推理文庫 M ク 13-1)" (アン・クリーヴス)

March 30, 2008

我が家の古文書(神道裁許状)を備忘録

我が家は愛媛県西予市宇和町岩木で江戸時代中期くらいから幕末まで三瓶神社の神主でした。
当時全国の神社神職は京都の吉田家から神道裁許状をもらって認めてもらってました。我が家にはその神道裁許状が4通残っています。

  • 二宮佐渡清原清次(元文三年六月二十二日、1738年)
  • 二宮佐渡清原清喬(寛政四年七月十六日、1792年)
  • 二宮三河清原清本(文化十四年三月五日、1817年)
  • 二宮能登清原清仲(天保十四年二月二十七日、1843年)

    親戚のところに一通あるようなので期間の空いている一番目と二番目の間であろうか。
  • March 26, 2008

    WEDGWOOD ジェネシスのグラス


    WEDGWOOD ジェネシス
    Originally uploaded by ninomiya
    ウェッジウッドのジェネシスというシリーズのカップに一目惚れして即購入。一番内側に透明なガラス、二層目が白、そして外側がコバルトブルーの三層のガラスが組み合わされている。透かし彫りで内側のガラスを見せて模様にしている。
    このジェネシス・シリーズには3種類のデザインがあるようで、一番気に入ったのが写真のデザインだ。タンブラーや花瓶もあったが小さなサイズのグラスにした。さっそく購入した晩には赤ワインで一杯とあいなったが、コバルトブルーとワインの赤は想像した通り妖艶であった。

    March 21, 2008

    ScanSnap 300で紙の書類を電子化

    ルー大柴をイメージキャラクターにしたプロモーションが目立つカラー イメージ スキャナ ScanSnap 300 (スキャンスナップ、富士通)を購入して、溜まっていた紙の書類を電子化している。
    クレジットカードの引き落とし明細書など毎月送られてくる書類に始まって、役所、会社、学校などからの書類は捨てにくくこれまでなんとなく整理してファイリングしてたんだけど、どんどん増えるばかりで置き場所の確保もいやになっていた。そこで、このボタンひと押しで、紙の両面を自動でデジタイズし、PDFにしてくれるスキャナを使い始めたのだ。これまでに、紙のまま積み重ねれば数十センチ分くらいは電子化してその紙は廃棄している。電子化後のファイルサイズは100MBほどにしかなってない。
    電子化した後の不便さは、読み返そうとしたときに印刷するかパソコンの画面上で見るしかないということだけど、そもそも、そんなに読み返すことは無いものを電子化すればいいので問題にはならないだろう。
    電子化して避けたいのはデータの消失だ。パソコンのハードディスクに入れておくだけでは、ハードディスクの故障によって一気にデータが飛んでしまう危険性は低くない。かといっていちいちDVDやCDに焼くというのも面倒だし、こういうメディアは結構耐久性が無いということが最近話題になっている。ということで、まずはハードディスクの中身をオンラインのストレージサービスにミラーリング/バックアップすることにした。使っているのは、mozyというサービスだ。2GBまでは無料だけど、目的には十分な容量だ。専用のアプリケーションをインストールして、バックアップするディレクトリなどを設定しておけば、自動的に更新してくれる。おまけにWEBブラウザからバックアップしたファイルを参照できるので、保存したパソコン以外から書類を確認することもできる。

    March 19, 2008

    仙台医療センターで驚いた

    仙台医療センターは、元仙台国立病院だけど様々な改革に取り組んでいるようだ。見舞いに訪れる人が先ず目にするのが正面玄関脇のローソンだ。通常の商品のほか入院している患者が必要とするものも置いてある。病院の近くには買い物できるところが無いのでとても便利だ。おまけに夜の1時まであいている。
    ロビーにはドトールコーヒーがある。見舞いの合間の時間つぶしはもちろん、入院患者が本格的なコーヒーを飲めるは歓迎されるだろう。
    地下にある食堂はシダックスだ。病院の給食ももしかしたら請け負ってるのかな?
    入院したわけではないので内部が改革されているのかはわからないが、こうした取り組みは喜ばれてるんじゃないだろうか。

    March 15, 2008

    「亀喜寿司」特上(宮城県塩釜市)

    宮城県塩竈市にある亀喜寿司は、元横浜ベイスターズの大魔神こと佐々木投手オススメの店で一躍有名になった。この店の主人/大将は、なんと東北学院大学洋弓部で私の一年先輩である保志さん。保志さんは多賀城市の工学部ではなかったが、実家への帰り道にある工学部でよく一緒に練習していた。ということで一度お邪魔して美味しいお寿司をいただきたいと考えていたのがやっと実現。大学卒業以来お会いする保志さんの笑顔は大学時代と同じで優しくて気さくな人柄が今でも伝わってくる。もちろん料理も最高。この寿司はもちろん、マグロのかま焼きはその巨大だと美味しさでびっくりだった。

    March 02, 2008

    映画『ジャンパー』は、そこそこ楽しめる

    「ジャンパー」を見てきた。テレビでやってる予告編だけ見ても面白そうで興味をそそられていた。自分の行きたいところに行ける超能力を持ちたいというのは誰でも思い浮かぶ願望だろう。テレポート能力を身につけた主人公の“旅行”と闇の組織との戦いが、この映画の全てであった。
    主人公は、あのスターウォーズのアナキン・スカイウォーカー。見たのはあれ以来かな。母親役で、なんとダイアン・レイン。私が見た映画ではかなり久しぶりなので、最初は誰だか分からずエンドロールで気がついてびっくり、あまりにおばさんになっててがっかり。他の映画で関係あるところで気がついたのは音楽だ。なんか似てるなと思ったら、当たっていて、『ボーン・アイデンティティ』から『ボーン・アルティメイタム』まで手がけた、ジョン・パウエルだった。
    さて、ストーリーは無いに等しい。エンディングは、あからさまに続編があることを狙っているが、だからといって今後に面白そうなストーリーが望めるとも思えない。スターウォーズで父と息子の運命を見せたヘイデン・クリステンセンが、今度は母と息子の関係で似たような葛藤に巻き込まれそうだけど。それほど、この映画は瞬間移動というモチーフを映画にしてみただけの映画だと思う。アイデアや映像は楽しめるので見て損はしないだろう。




    "Jumper" (Lakeshore Records)


    ミモザが咲いた


    ミモザ
    Originally uploaded by ninomiya
    千葉県大多喜町のハーブアイランドに見事なミモザの大木があって妻はそれを見て憧れている。近所のガーデニングがすばらしいお宅のミモザもうらやましい。マンション生活で大きなミモザは不可能だけど、ちょっと大きめの苗から約一年。やっと我々の背丈ほどに成長し、見事咲いてくれた。もっともっと大きくなってほしい。

    February 28, 2008

    OpenIDは普及定着するのだろうか

    日本でOpenIDの普及団体設立のニュースが流れていた。OpenIDとは、簡単に言えば一つのIDでいろいろなwebサービスを利用できるようにしようというもので、Google、Yahoo、Microsoftという大手はもちろん、日本でもlivedoorやミクシィなども対応している、参加会社でみれば超メジャーなスタンダード作りだ。しかし、大手は自分の管理するIDがよりメジャーになるのを狙っているのは明らかで、OpenIDとして利用できる環境は提供しているものの、他のOpenIDでの認証にはどうも対応していない。どうしてもマイナーなサービスの方が隷属してOpenIDを受け入れる側に回ってしまう。こういう状況になってしまうと、オープンという理想には遠く及ばないように思う。

    さて、このOpenIDは自分のサイトを持っていれば独自で用意してそれで他のサービスに登録・ログインすることができる。例えば、Yahoo!のIDをOpenIDとして使っていて、Microsoftに買収されちゃったら、Yahoo!のIDは普遍ではない。というようなことを考えたら自分で管理できるOpenIDを持った方がいいかもしれない。ちょっとしたphpの知識は必要だけど、phpMyIDというのを自分のサイトにインストールすれば30分もかからずに自前のOpenIDを用意できる。

    February 07, 2008

    『日本橋バビロン』(小林 信彦)

    作家小林信彦は、江戸時代から続いていた日本橋の和菓子屋「立花屋」に生まれた。この物語は祖父の時代から父の死までの実話である。作者や家族等の記憶を紡ぎながら語られている。戦前の日本橋界隈の様子が様々なエピソードを交えて写実的に秀逸な文章で書き上げているのにまず感心する。文章がほれぼれするほどうまい。
    ところが、結核を患った父が死を迎えるあたりから様変わりする。息子である作者から見ても老舗を背負って商売をしていくには向いてない父。その父が面倒をみていた弟たちの恩を仇で返すような態度への怒りが容赦なく炸裂する。50年以上も前の出来事とその時の感情とはいえ明らかに叔父たちのことなのだけど強烈に非難している。
    最後の部分がかなり印象を左右してしまったが、日本の昔の下町の様子を感じたい方にぜひオススメの一冊だ。




    "日本橋バビロン" (小林 信彦)

    January 26, 2008

    『江戸奉公人の心得帖―呉服商白木屋の日常』(油井 宏子)

    白木屋と言えば、元東急百貨店日本橋店の前身と言った方がぴんとくるだろう。(居酒屋ではありません。)つまり、現代まで続いた老舗だったのだ。数百年に渡って商売を維持するというすごさの影には理由があるわけだろうが、その一部はこの本にも明らかだ。従業員=奉公人の教育、モチベーションを維持するためのイベントやルール。江戸につきものの火災が起こったら速やかにビジネスを再開させるための準備。などなど。でも、読んでいて面白いのは江戸時代の奉公人の生活がどんなだったのかかいま見ることだ。
    まず驚いたのは、給料だ。決まった額が設定されていたが、その現金が渡されることは無い。必要な分をその都度もらうシステムで、残った分は積み立てられていく。退職するときに、満額渡されるようだ。
    ある程度の役職までは年功序列で、奉公する年数が増えればランクは上がっていく。しかし、管理職からは能力次第。
    奉公人は地方出身者であったが、故郷に帰ることができるのは数年に一度。11歳くらいで働きはじめて、実家に一時帰郷が許されるのは9年後。小さい子供に取ってはさぞかし寂しかっただろうなあ。そのせいもあってか、入って3年くらいまでにかなり辞めてしまっていたようだ。
    テレビの時代劇とはかなり雰囲気が異なり、女性の奉公人はいない。残業もある。なんと酒は30歳まで禁止だそうで、仕事中心の生活だったのだ。




    "江戸奉公人の心得帖―呉服商白木屋の日常 (新潮新書 242)" (油井 宏子)

    January 17, 2008

    『Y氏の終わり』 (スカーレット・トマス)

    ビッグバン、量子力学、ひも理論、というような最新の研究を元にした宇宙論や、映画『マトリックス』あるいは3Dのバーチャル空間で遊ぶセカンドライフなどの素材からのインスピレーションをファンタジー小説にしたてあげたのがこの小説と言えるであろう。こういったことに興味があるなら楽しめる小説だ。しかし最初から2/3ぐらいまでのところまでは正直感心するような面白さは感じなかった。最後のところは及第点をあげてもいいかな。




    "Y氏の終わり" (スカーレット・トマス)

    January 15, 2008

    NetNewsWireとFeedDemonが無料になった NewsGator - The RSS Company

    NewsGatorのRSSリーダーであるNetNewsWireFeedDemonが無料になった。NetNewsWireはMacintosh用のRSSリーダーで最も有名だと思う。私はこれまで無料版であったNetNewsWire Liteというのを使っていた。FeedDemonの方もWindows版として有名だし人気もあったと思う。この二つが無料になってしまったので驚きだ。この二つのアプリケーションはNewsGator Onlineというwebサービスとシンクしてオンラインでブラウザで利用することもできるので、私のように会社ではFeedDemonを使い、自宅ではNetNewsWireを使って同じRSSフィードを購読するというのも容易に実現できてしまう。
    さて、RSSリーダーが普及しはじめたのは今から少なくとも4年前ぐらいだろう。クライアントアプリケーションの常套手段として有料というのはそのころからほとんどのRSSリーダーでとられていたビジネスモデルであろう。NewsGatorがなぜ無料化したのか興味は無いので知らないけど、たぶんRSSフィードへの広告挿入がビジネスになりつつあるというのが背景にあるんじゃないだろうか。asahi.comもそうなんだけどRSSの記事の途中に広告を割り込ませるやつが多いのでまずその辺りで目にするはずだ。しかし、あまりスマートは方法じゃないね。goo RSSリーダーでは最下部に並べて関連する広告を表示している。これはいいと思う(よ、石川君)。邪魔じゃないし、思わずクリックしてしまう。とにかく、優れたアプリケーションが無料で使えるようになるのはありがたい。その影にはビジネスとしての成熟がマッチしているというのをRSSリーダーで実感した。

    Remember The Milkをproアカウントにした

    Remember The Milkは、TO DOリストを管理するwebサービス。GTD(Getting Things Done)という仕事をこなしていく手法を実践するツールになる。GTDとは何ぞやという詳しい解説は検索で探してもらうとして、簡単に言えば、やるべきことをリストアップしてそれを実施していけば仕事はどんどんはかどるよねということ、と私は解釈している。GTDをやったからといって有能になれるかと言えば、そうことは簡単じゃないと思うけど、どんどん年とってやらなきゃならないことをすぐに忘れていくようになると備忘録としての役にも立つのだ。
    で、なんで年間$25のproアカウントなのかというと、Remember The MilkのiPhone版を使えるのがproアカウントだからなのだ。それにバナナに換わってよりパワーアップするために役に立つってえんだからよいではないか。


    January 08, 2008

    大学恩師からの最後の年賀状

    20年以上送られてきている大学恩師からの年賀状は毎年変わらない構成だったが、今年は一目見ただけで違っていた。手書きが一切無く、全てが印刷であった。90歳を間近にして息子さんの家に同居するようになり、また年末に入院手術をしたと記されている。そして、来春以降の年賀の挨拶は遠慮させていただく言葉が綴られている。

    先生は都市計画が専門で、図学も教えられていた。とても厳しい先生で、無駄話はもちろん、肘を机について授業を聴くような態度も許さなかった。大学4年になるとき、恐る恐るこの先生に指導を受けて卒業研究をすることを友人と選んだ。ところが、同じ指導を受ける数名だけの授業で驚いたのは、友人が授業中居眠りをしているのに怒らないのだ。担当する生徒へ甘いというよりも、前日徹夜したんだろうなあと気遣うような優しさを感じた。私と卒業研究でペアを組んだその友人がしっかりやらないのもとがめること無く、私には人の出来不出来を受け入れる寛容さが必要だと話されたのを覚えている。そういえば、この数名の担当した生徒への卒業祝いは貝原益軒の「養生訓」であった。
    とてもしっかりした考え方ができる方として尊敬できる恩師です。この年賀状での宣言もとてもかっこいい、とてもすばらしい行いだと感心してしまった。

    January 04, 2008

    久々の香港


    香港の街角
    Originally uploaded by ninomiya
    年末、十数年ぶりで香港に行ってきた。離着陸のスリルで有名だった啓徳空港は無くなり、ビクトリアピークのあたりは整備されていた。三角形のモチーフと風水で有名な中国銀行ビルは見事にでき上がっていたが、周りにはそれ以上高いビルができていた。もっとも感じた印象は、とても奇麗になったということだ。シンガポールのようにゴミのポイ捨てが罰金になっていたように街中にはゴミが無い。当時は九龍城も残っていたので、街全体から猥雑さを強烈に感じてたんだけど、写真のような昔ながらの街角をあるいても何か整頓された印象だ。一方で、見事なショッピングモールがあちこちにでき、香港の観光の目玉は買い物なんだなあと再認識した。

    『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』

    できを期待していた映画じゃないんだけど、前作を見ていたのでとりあえず見ておこうということで映画館で鑑賞。期待していなかっただけに、できは期待以上だった。第1作は、なにかばたばた喜劇のようなところがあっていまいちなんだけど、第2作は、そのへんが抑えられていたようでよろしい。ただ、悪役が最後のところで急にいい人になってしまうのがストリーとしては納得できない部分である。まあ楽しめりゃいいんだけどね。
    キャストでは、『トランスフォーマー』でも重要な役をやっていたジョン・ヴォイト(アンジェリーナ・ジョリーが実の娘だとは知らなかった!)がこの作品でもがんばってる。大統領の誕生パーティーに大物カントリー歌手のランディー・トラビスが出ていたのが面白かった。




    "ナショナル・トレジャー 特別版" (ジョン・タートルトーブ)