消費大国アメリカでも意識が変わりはじめている。『ヒップな生活革命』(佐久間 裕美子)

“ヒップ”というのは、“ヒップスター”の略で、「ヒップであることは、文化の嗜好において先鋭的なセンスを持っていること、主流に対する対抗的またはアウトサイダー的要素を持っていること…」ということのようです。まあそういうタイトルに使われている言葉云々よりも、書かれている内容の方がどうかということであり、自分が理解した主題は、「アメリカでも大量生産大量消費という生活に疑問をもち、日本で言う地産地消のようなスタイルあるいは物作りを目指して起業する人が増えてきている」でした。まさに私がチャレンジしていきたいと思っていることに通じている。
紹介されいるのは、コーヒーショップ、ホテル、野菜生産、時計、斧(!)、デザイナーと工場のマッチングサービス、紙の雑誌などなど。幅広く紹介されている。参考になるなあ。
ちょうどこの本を読み終えてながめていた雑誌『BE-PAL』の2013年11月号では、アウトドア用品を少なければ一人でデザインして製造し販売する“ガレージブランド”が多数紹介されている。少々びっくりした。工芸やクラフトの世界に目を向けていたら、実はアウトドアグッズのような分野でもムーブメントは起こっていたんだ。私個人的にはますます面白くなってきたし、やっぱりそういう方向に向かっているんだと感じてうれしい。

"ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)" (佐久間 裕美子)

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