鳥取家具工業の椅子をリメイク

リサイクルショップの家具コーナーでデザインのいい椅子を見つけた。デザインは北欧風と言っていいのではないかと思うような存在のありスッキリとしたデザイン。4千円を切る値段なので好きにいじってみるのも面白そうなので購入。


説明に鳥取家具工業とある。調べてみるとわりと有名だった家具メーカーのようだがすでに廃業している。裏面に「50.4.9」というゴム印の文字があるので昭和50年4月9日に製造されたものだろうか。すると40年あまり経っていることになる。ちなみに私が高校にちょうど入学した時かな。さすがに細かなキズはたくさんあるし、部分的には部材がずれている様子も見られる。

偶然、鳥取県立博物館で「知られざるプロダクトデザイナー小島基と戦後鳥取の産業工芸」という鳥取家具工業でデザイナーとして在籍していた方に関する企画展が開催されているらしい。この椅子もデザインされた方なんだろうか。

さて、もっと北欧風にということで、まずは塗装を変える。昭和な焦げ茶の塗装は高級感はいまでも伝わってくるけど、現代風ではない。全て落としてオイルフィニッシュにすることにした。しかし、この塗装落としに時間がかかった。部材が多いし平らな面が少ないので、ヤスリ掛けすること3日半。
塗装を落として気がついたのは、もしかしたら部材によって木材の種類が違うかもということ。最上部の曲げ木の部材はオークぽいけど、例えば平らな板は違うような気がする。それと、その最上部の曲げ木は真ん中で継いであった。
オイルフィニッシュは無色のものにした。オークだとすると色の経年変化はほとんどないらしいけど、木本来の表情を楽しめるので無色のオイルフィニッシュ。

座面はビニールで座るとこの季節ヒンヤリとするし陰気くさいので、やったことないけど貼りなおすことにした。
日暮里の繊維街に出かけゴブラン織りを調達。
座面張り替え未経験者なのでビニールの座面はそのままに、その上からの張り替えでなんとか完成。


いやいや、できには大満足。
それに十分楽しめました。
まずはダイニングの自分の椅子をこれに替えて使ってみるかな。

コメント