僧帽弁形成術の手術から1年

僧帽弁閉鎖不全症(心臓弁膜症)のため手術を受けてから1年が経過する。


この病気が見つかったのは、2019年11月ごろインフルエンザに感染にした時のこと。

内科の医院に行くと、聴診器で心臓の音がおかしいのでちゃんと診てもらった方が良いとのアドバイスを受け、某K病院で診察してもらうことにした。

2020年の1月だったか、心臓血管外科の専門医に診てもらい、心臓弁膜症であること、かなり逆流していて、心臓が肥大化していることが告げられた。

以前から夜寝るときに、自分の心臓の鼓動の音聞こえていたんだけど、つまりこのせいだったようだ。


まずは血圧を下げる薬と、心拍数を下げる薬で様子を見ようということで3か月ぐらい。

でも改善はしない。

薬で改善することに期待したが、この病気は薬で治るようなものでもなく、早く手術をすべきとのことだった。

ただ、仕事の繁忙期との関係もあるので、目標は2021年3月に定めた。

K病院では手術できないので、その主治医も名を連ねるA病院でとのこと。

以前は、僧帽弁形成術の手術では胸を開いて行うので、手術後も回復までに時間がかかったそうだが、A病院にはダ・ヴィンチというロボットアームで小さなは穴をいくつか空けて行うことができる。手術から退院までもかなり短いという説明を受けた。


その後も同じ薬を飲み続けたが、不整脈のような状態になるようなこともあり、やはり手術の必要性は自分でも実感しだす。


2021年1月、3月の手術に向けた精密検査。MRI、CTなど。

心臓の間動脈にステインによる手術をした方が良さそうな箇所も見つかった。


3月1日入院。手術をはじめてから人工弁にする可能性もあるとのことで、機械の弁か、ブタで作った弁か選択させられ、後者にした。

3月3日手術。人工心肺も使って、6時間くらいかかったようだ。夜中にICUで目が覚めた。異常に喉が渇く。口には管があるし、この時が一番辛かった。水を飲めば心臓への負担もあるそうで、口の中を湿らせてくれる程度。辛かった。

ロボットアームが入りづらく肋骨を一部切ったそうだけど、なんだかよく把握してない。人工弁にはならず。人工弁だと障害者なんですね。

一般病棟に移ったのは、5日だったかな。

身体に何本もついてた管が徐々に外されていき、それとともに歩行などのリハビリもはじまった。

手術後に水分を摂れなかったせいだと思ってるが、痛風の軽い発作を発症し、これで若干退院が遅れたように思う。

3週間後に退院。退院は電車で帰った。


退院後もさすがになかなか体力は戻らず。

4月に、2度発熱。2回とも刺身も食べた後。聞くところによると、体力が落ちているときに刺身でそうなることもあるらしい。


3か月くらいはうつ伏せ禁止。重い物を持つのも禁止だった。

手術跡は穴がいくつかだけど、突っ張るような、ちょっとビシッとするような感覚はしばらく残った。


退院後は8種類くらいの薬を飲んでいた。

血液をサラサラにする薬、ワーファリンも3か月飲んでしたのでその間は納豆禁止。

心臓のエコー検査で、逆流は治ったとの。心臓の大きさも戻ってきたようだ。

胸のレントゲンを見ると、僧帽弁形成術の輪が写っている。


手術前、血圧は180を超えていた。今も血圧を下げる薬は飲んでいるものの、せいぜい150。

不整脈のような感覚になることも滅多になくなった。

今では2〜3か月に一度K病院に通院で引き続き診てもらっている。冠動脈の手術は急ぐ必要もないとのことで経過観察。

通院の際には血液検査。血液検査で心臓の働きがわかる指標がある。

徐々に薬も減っていき、最近は4種類。

心臓の負担を和らげる薬、血圧を下げる薬、尿酸値を下げる薬、そして胃薬なので、まあ実質2種類かな。


心臓は年齢と共に衰えていくもので、そこに何らかの病気があればその衰える率はどうしても高まるそうだ。

手術は成功したとのことだが、やはり重要な臓器なので長生きするためにこれからも気をつけていこうと思う。

Apple WatchとスマートリングのOura Ringも使って心拍数はモニタリングして確認している。

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